双子を出産して初めて気づいたことが、あります。この子たちの身体に、何を入れるかということの重さです。
長男と次男は、生まれてすぐにアレルギー体質だということが判明しました。食物アレルギーもあったし、薬物アレルギーもあった。
小児科の医者から、「この子たちには、一般的な風邪薬や予防接種の副作用の可能性が高い」と説明されました。
当時、私は子宮腺筋症の痛みで、毎日のように痛み止めを使っていました。
そして、その痛み止めが、胎児にどの程度の影響を与えているのか、完全には分からない状態で出産を迎えました。
妊娠中も、出産後の授乳中も、不安でいっぱいでした。
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この子たちの身体は、本当に繊細で、強い薬には反応しやすい体質。それを知ったとき、私は思ったんです。「この子たちの身体に、私は何を入れているのだろう」。
そこから、私の人生が大きく変わりました。
それまで私は、自分の症状を何とか抑えるために、医学的なアプローチを求めていました。
でも、この子たちの誕生によって、「もう、薬に頼る選択肢だけではない」という視点が開けたんです。
もし薬が合わない子どもたちなら、自分たちはどうケアしていくのか。
ハーブティーを学び始めたのは、この時期です。アロマセラピーも。マクロビオティックの勉強も。ホメオパシーも試しました。断食や温熱療法も。
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すべて、「薬に頼らないで、身体を整える方法」を模索する過程でした。
子どもたちの世話をしながら、自分の痛みと向き合い、でも薬は減らしていく。その過程で、私は初めて気づいたんです。身体って、本当に複雑で、一つの治療法では対応できないんだということを。
そして、それは同時に、「複数のアプローチを組み合わせれば、道が開く可能性がある」ということでもありました。
当時、世間一般では「アレルギーがあれば、医学的な治療が必須」という考え方が支配的でした。
でも、この子たちの身体を見ていると、「この子たちにとって最適なケアは、医学的治療と自然療法の組み合わせかもしれない」という実感が湧いてきたんです。
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母親になって、初めて「誰かのため」という視点が生まれました。それまでの私は「自分の痛みを何とかしたい」という「自分のため」で動いていました。
でも、子どもたちの存在によって、「この子たちが健康に育つために、何ができるか」という視点が加わったんです。
その視点が、後に、多くの女性たちへのケアの仕事につながっていきました。
「私がこの子たちのためにしていることが、本当は多くの人に役立つかもしれない」。
そういう確信を持つようになったのは、この時期の経験があったからです。
今でも、私のフェムケアの根幹には、この時期の学びが生きています。「身体を整えるのに、一つの方法は必要ない。
その人その人に合った、自然で優しいアプローチを見つけることが大事」。それが、子どもたちが教えてくれた、最も大切な命題だと思っています。