27歳の時、わたしは初めて「子宮腺筋症」と診断されました。

その時、医者に言われた言葉が「出産すれば、楽になりますよ」でした。

でも、その後わたしは、2度離婚して、シングルマザーになって、出産という選択肢は、わたしの人生では実現しませんでした。だから13年間、その医者の言葉を引きずりながら、「でも出産しないわたしはどうなるの?」って不安を抱えたまま、毎日を生きてきたんです。

気のせいじゃなかったんです。わたしが弱かったわけでもなかったんです。ただ、医学的な知識と、個人の人生が、ぴったり重なるわけはないってことを、その時のわたしは知らなかった。

医者も、社会も「女性はこういうルートを歩むもの」という前提で、アドバイスをくれる。でもあなたの人生は、あなただけのものなんです。

子どもを産む選択肢もあるし、産まない選択肢もある。結婚する選択肢もあるし、しない選択肢もある。その「選択肢」それぞれに、正解があるって知ってほしい。

わたしは40歳で子宮を失いました。その時「これから、子どもを産むチャンスはない」ってハッキリ突きつけられた。でもね、その時初めて、わたしは「あ、わたしは本当のところ、どうしたかったんだろう?」って、自分の本当の気持ちと向き合えたんです。

あなたも、誰かの正解じゃなく、あなたの本当の気持ちを、大事にしてください。